昨日のレイ・ブラッドベリの続きです。
一番最初にレイ・ブラッドベリの作品にふれたのは、
たしか萩尾望都さんの漫画だったと思います。
それは当時、週刊マーガレットに掲載されていたものでした。
まず最初は「霧笛」という作品で、これには古代生物が出てくるのですが、
当時、少女漫画雑誌の中でもかなり異色な作品だったのではないかと思います。
久しぶりに全編(8編)を通して読んだら、
他の作品も「ああ、そうだ、こんな話だった。」と思い出したのだけれど、
ずっと記憶の中に残っていたのは「霧笛」だったので、
よほど自分の中で印象的な作品だったのだろうなぁ…と思います。
今回、何十年ぶりかに読んでみて、
どの作品も、なんて余韻が残る作品ばかりなんだろうと思いました。
読み終わった後、ああこの後、この人はどうなったのだろう…と、
しばし思いをめぐらしてしまいます。
昨日は「ウは宇宙船のウ」で、不覚にも泣きそうになりました。
(きっとハハの気持ちになって読んでしまったのです…。)
それにしても、ブラッドベリと萩尾望都はなんて合うんでしょう。