福岡に夏、帰省したら、必ず1回は花火をします。
今回は義母が国産の線香花火を買っておいたから…と、
高そうな(笑)線香花火を渡されました。^-^;
こよりが和紙で出来ています。(八女の梳き紙だそう。)
ひとつひとつのこよりが、丁寧に作られている感じ。
ネットで調べていたら、12本入りで1080円でした。
ただ、この日は風があったので、風にあおられてぽとっと落ちることも。^-^;
線香花火は、センシティブな花火なので、風があまりきつい日には不向きです。
風情がなくなってしまう…。^-^;
風のない場所で、座ってパチパチとやるのが、やっぱりいいですよね♪
線香花火の状態は、つきはじめから終わりまで、ずっと同じように燃えるのではなく、
あらかじめ、4つの変化が仕組まれているのだそうです。
(この辺りが日本らしい繊細さをあらわしているような気がします。)
写真撮ってなかったけれど、まず、つきはじめはまあるい蕾。
そして、パチパチ弾けはじめたところ。
これは「牡丹」という状態らしい。
勢いがましてきた花火。この状態を「松葉」というそう。
(ロウソク立ての風よけで、こちらも風をよけながらパチパチ…笑。)
そして、終盤の散り菊。
なるほど、菊と言われれば、たしかにそうだな♪と思えます。
風が強過ぎて、散り菊は下に向かわず、真横に流されて行きます。
(追記:別サイトで見ていると、これは「柳」とも言うそうです。
確かにこの流れているさまは「柳」っぽい。)
最後はチリチリと、わずかに光る…。(ピンぼけ失礼しました。)
まさに散り菊。
この花火の灯りを見ていると、
夏の終わりの儚さに少し寂しさを感じたりします。
↑
HPを見ていると、桐箱に入った線香花火もあるとか。
高いのは、い、いちまんえん以上もするのね…!!。
そして、冬の線香花火もあるらしいです。
(画像は筒井時正玩具花火製造所のHPよりお借りしました。)
(追記:こちらはこより状のものでなく、「すぼて」という形なので、
風には若干強くて、よいかも…♪)
そして「巧」より安い…^-^;
(↑追記:関西で育った私にはこの「すぼて」という
わらに黒い火薬がついた形の線香花火のほうがなじみがあります。)
一度でいいから、雪明かりのなかで線香花火やってみたいなぁ…。
(もちろん防寒は「はんてん」で ♪♪♪)
(おまけ)
そう言えば、昔読んだ漫画の「ふたつのスピカ」の中で
主人公のあすみが、花火職人のふっちーのおじいちゃんから
桐箱に入った花火をいただいたことがあったような気がする…。
と書いていたら、読み返したくなりました。^-^
ふたつのスピカ コミック 全16巻完結セット (MFコミックス フラッパーシリーズ)
- 作者: 柳沼行
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2009/10/23
- メディア: コミック
- この商品を含むブログを見る
(おまけ)
こちらは普通の花火。
パチパチと光る。
花火が終わる。そして、夏がもうすぐ往ってしまう…。