Kazenonaka

「風の小径」のさらに小径

線香花火☆(追記あり)

福岡に夏、帰省したら、必ず1回は花火をします。

今回は義母が国産の線香花火を買っておいたから…と、

高そうな(笑)線香花火を渡されました。^-^;

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こよりが和紙で出来ています。(八女の梳き紙だそう。)

ひとつひとつのこよりが、丁寧に作られている感じ。

ネットで調べていたら、12本入りで1080円でした。

【メール便】 花火 純国産線香花火 巧 No.13008

【メール便】 花火 純国産線香花火 巧 No.13008

 

 ただ、この日は風があったので、風にあおられてぽとっと落ちることも。^-^;

線香花火は、センシティブな花火なので、風があまりきつい日には不向きです。

風情がなくなってしまう…。^-^;

 風のない場所で、座ってパチパチとやるのが、やっぱりいいですよね♪

 

線香花火の状態は、つきはじめから終わりまで、ずっと同じように燃えるのではなく、

あらかじめ、4つの変化が仕組まれているのだそうです。

(この辺りが日本らしい繊細さをあらわしているような気がします。)

 

写真撮ってなかったけれど、まず、つきはじめはまあるい蕾。

 

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そして、パチパチ弾けはじめたところ。

これは「牡丹」という状態らしい。

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勢いがましてきた花火。この状態を「松葉」というそう。

(ロウソク立ての風よけで、こちらも風をよけながらパチパチ…笑。)

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そして、終盤の散り菊。

なるほど、菊と言われれば、たしかにそうだな♪と思えます。

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 風が強過ぎて、散り菊は下に向かわず、真横に流されて行きます。

(追記:別サイトで見ていると、これは「柳」とも言うそうです。

確かにこの流れているさまは「柳」っぽい。)

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最後はチリチリと、わずかに光る…。(ピンぼけ失礼しました。)

まさに散り菊。

 この花火の灯りを見ていると、

夏の終わりの儚さに少し寂しさを感じたりします。

 

筒井時正玩具花火製造所:線香花火:福岡県みやま市

 HPを見ていると、桐箱に入った線香花火もあるとか。

高いのは、い、いちまんえん以上もするのね…!!。

そして、冬の線香花火もあるらしいです。

f:id:kazenokomichi:20140828103354j:plain(画像は筒井時正玩具花火製造所のHPよりお借りしました。)

(追記:こちらはこより状のものでなく、「すぼて」という形なので、

風には若干強くて、よいかも…♪)

そして「巧」より安い…^-^;

(↑追記:関西で育った私にはこの「すぼて」という

わらに黒い火薬がついた形の線香花火のほうがなじみがあります。)

 

一度でいいから、雪明かりのなかで線香花火やってみたいなぁ…。

(もちろん防寒は「はんてん」で ♪♪♪)

 

(おまけ)

そう言えば、昔読んだ漫画の「ふたつのスピカ」の中で

主人公のあすみが、花火職人のふっちーのおじいちゃんから

桐箱に入った花火をいただいたことがあったような気がする…。

と書いていたら、読み返したくなりました。^-^

 

 

(おまけ)

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こちらは普通の花火。

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パチパチと光る。

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花火が終わる。そして、夏がもうすぐ往ってしまう…。