Kazenonaka

「風の小径」のさらに小径

旅の思ひ出-St.John’s-

先日の男子フィギュアスケートで、アメリカのアボット選手の横に

佐藤有香さんがコーチとして座っていらっしゃるのを見て、

昔のことを思い出していました。

 

その昔…といってもかれこれ20年ほど前の話ですが、

カナダのニューファウンドランド島に行ったことがあります。

そこへは、成田からバンクーバートロント、ハリファックス、

そしてセントジョンズと飛行機を4回乗り換えて行きました。

乗り換えるたびに周りに日本人はいなくなり、

飛行機はどんどん小さくなり、最後、ハリファックスで乗り換えるときは

まるでバスにでも乗るような感覚で搭乗しました。

セントジョンズの町では日本車はよく見かけましたが、

滞在中、ついぞ私たち以外の日本人を見ることはありませんでした。

(余談ですが、この町の人たちの車の運転は、徹底的に歩行者優先です。

私たちが道路を横切ろうかと立ち止まっていたら、必ず止まってくれました。

日本じゃまずもって考えられない。

この土地の人たちのおおらかさのようなものを感じました。)

 

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これは滞在中に行ったボートツアー。

ホエールウォッチングと、ニシツノメドリ(パフィン)という可愛らしい鳥が見られるツアーです。

時期によっては氷山が見られることもあるそうですが…

そう言えば、タイタニックが沈んだのはたしかこのニューファウンドランド沖でしたね。

 

ここは日本人がめったにこないこの辺鄙な場所です(たぶん)。

ボートハウスの中にはちょっとしたお土産屋さんがあったのですが、

そこのショップの方が私たちが日本人だと知ると、気さくに話かけてきてくれました。

「フィギュアの世界チャンピオン、佐藤有香さんを知ってるよ」と。

そう、その年の世界選手権、佐藤有香さんが優勝していたのでした。

スポーツの話題は国境を越えて出来るんだなぁって思って、

私の中では忘れられないエピソードです。

久しぶりに佐藤有香さんのお姿を拝見したら、そのときのやり取りを思い出して、

懐かしくなって久しぶりにアルバムを取り出しました。

 

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これは私たちが泊まったCollege residences。

日本に帰ってしばらく経った頃、なんとはなしにニュースステーションを見ていたら、

オリンピックの女子ソフトボール代表選手たちが自分たちが泊まったこの施設で

合宿をしながら練習をしている模様が放映されたのです。

へぇ!こんなところで練習しているんだ〜!って、びっくりして、

それで一気に女子ソフトボールに親近感を持ったのも懐かしい思い出です。^-^

 

私たちが行ったときには、ずっと晴れてたような気がするのだけれど、

実はこの街は世界一霧の深い街として、ギネス認定されているそうです。

シグナルヒルに行った時には真夏で晴天だったにもかかわらず、

フリースを着ないと寒いくらいでしたが、

現地の人たちはそんな中、半袖Tシャツ1枚でもどこ吹く風でした。

セントジョンズ (ニューファンドランド・ラブラドール州) - Wikipedia

 

という訳で、五輪を見ていたら昔を思い出したというお話でした。

 

(おまけ)

ペンギンまいごになる

ペンギンまいごになる

 

 この絵本に、ツノメドリが出て来るのですが、ほんと、飛び方がそっくり!

デュケノワさん、ゼンマイ仕掛けのように飛ぶツノメドリの特徴を

ちゃんととらえてはるわ〜♪と、思った1冊。^-^