新緑が日に日に美しくなってきたこの頃、お天気がよかった日に
吉田神社の北参道から吉田山の山頂へとまいりました。
山頂近く、森の小径を入るとあらわれたのは大正時代の建物。
「市中の山居(さんきょ)」とは、茶の湯の用語で、
町中にいながらにして山中の風情を楽しむことだそうです。
ここ茂庵は、もとは大正時代にこの地に建てられた茶苑の一角、
その当時は「食堂」として使われていたとか。
窓の雰囲気、あたたかみのあるこの電灯が好きです。
西の窓側の席からは、木立の間から市内が見えます。
この日はよいお天気でしたので、窓が開いていて、
前の木にやってくる野鳥たちのさえずりを楽しむことが出来ました。
エナガの声もしたのだけれど、ズームして撮れたのはスズメちゃんだったり、(^^;
西の窓からは左大文字が見えたり、
舟形が見えたり。
東の窓からは木々の向こうに大文字が見えます。
ツタのからまる樹(桧?)も見えたり…うん、もうまったく森の中。
今月のランチは春野菜のちらし寿司でした。
ケーキはよもぎのシフォンケーキを♪
新緑のなかでいただくお食事やケーキの、なんと美味しいこと。
ここではゆったりとした時間が流れていました。
(おまけ)
お庭(?)には、ベニバナトキワマンサクが咲いていました。
ひも状の花びらがおもしろいですよね。^-^
(おまけ)その2
これは週末に行ったときのもの。
しましまロールケーキとキャラメルバニラアイス。
この日はお昼に京大で総長カレーを食べたら
おなかいっぱいになってしまい(^^;、
茂庵に行く前に黒谷さんや真如堂をうろうろしてからまいりました。
2、3日経っただけなのに…、緑が濃くなってます!
ほんとに今の時期は日々植物たちが変化をもたらします。
この建物の少し下にある茶室では、月に一度、月釜が催されるそうです。
いつか機会を見つけて、それにも行ってみたいな。^-^
(追記)
ここは山のなか、アプローチの方法は徒歩しかありません。
山のなかをてくてくと15分ほど登ってからの美味しいものは、また格別。